5Gは高速で通信ができるサービスなので、通信量がかなり増えてしまうという問題を抱えています。例えば、何十ギガもあるファイルを短時間でダウンロードできます。そこで問題となるのが通信量の制限です。多くのサービスでは通信量に制限をかけていて、一定の容量を使ってしまうと、通信速度が遅くなってしまいます。制限解除まで時間がかかるので、その間は遅いスピードで通信をしなければなりません。速いからといって大きなサイズのファイルをいくつもダウンロードすると、必要なときに正規のスピードで使えなくなるので気をつけましょう。
また、スピードが速くなったことにより、通信料金が高くなるのも問題点だといえます。スピードが必要な作業を5Gで行っているのなら、納得できる料金でしょう。しかし、メールやコミュニケーションツールなど、速度が必要ではないサービスを中心に使っているときは通信料金に不満を持ってしまうかもしれません。5Gでなければ快適に行えない作業は少ないので、自身が利用するサービスに必要なスピードを調べてから契約すれば後悔する可能性を低くできます。
そして、5Gが普及するまで、5Gに対応した仕事がまだ少ないのもデメリットだといえるでしょう。現在、5Gに関連するエンジニアの需要は増加傾向にあります。しかし5Gは普及し始めたばかりであるため、5Gへの対応をまだ考えていない企業も少なくありません。5Gに関われるITの仕事を探したとしても、なかなか見つからない可能性があります。ただしこれからは5Gが当たり前になっていくことが予想されるため、今のうちから5Gに関わっておいて損はないでしょう。5Gに関する仕事に就く上で必要なスキルなどが『5G時代到来!?エンジニアに求められるスキル』に載っているので、興味があるなら読んでみてください。